アイミーハードⅡ・フロントトーリック

残余乱視(水晶体乱視)矯正用の高酸素透過性ハードコンタクトレンズ。

ハードコンタクトレンズ装用により、乱視が生じる方のためのコンタクトレンズです。

アイミーサプリーム・フロントトーリックの後継モデルです。

乱視
乱視
酸素透過性
酸素透過性
UVカット
UVカット
アイミーハードⅡ・フロントトーリック

有害な紫外線をカット

紫外線は肌だけでなく、瞳にも悪影響を与えるといわれています。そのダメージは眼病や眼の老化を促進させる危険性も。アイミーハードⅡ・フロントトーリックは素材に紫外線吸収剤を配合しているので、大切な瞳を紫外線から守ります。

有害な紫外線をカット

適度な酸素透過性と耐汚染性

瞳は呼吸しています。瞳に十分な酸素が供給されないと様々なトラブルにつながります。
アイミーハードⅡ・フロントトーリックは汚れがつきにくく、適度に酸素を通す素材(Dk値60)なので、瞳にやさしく毎日が快適です。

適度な酸素透過性(Dk値60)

ハードコンタクトレンズ装用により発生する残余乱視(水晶体乱視)を解消

ハードコンタクトレンズで視力(近視・遠視)の矯正を行うことにより、乱視が発生して(水晶体乱視)、十分な視力が得られないことがあります。アイミーハードⅡ・フロントトーリックでは、乱視矯正を目的としたフロント面加工(プリズムバラストデザイン)で乱視軸を安定させることで、乱視を矯正します。

ハードコンタクトレンズ装用により発生する残余乱視(水晶体乱視)を解消

製品基本情報

販売名
アイミーハードⅡ
医療機器承認番号
22800BZY00302A01
添付文書
レンズカラー
ライトブルー
装用タイプ
終日装用
Dk値
60

よくあるご質問

Dk値とは何ですか?

コンタクトレンズに用いられる材質固有の酸素透過性を示す値です。Dは材質中でガス(酸素)がどれだけ移動したかを示す拡散係数です。kは外から材質中へどれだけガス(酸素)が入りやすいかを示す溶解係数です。この2つの積で表します。

この値が大きいほど酸素が透過しやすいことになります。ハードコンタクトレンズは素材自体の酸素透過性を高めていますが、ソフトコンタクトレンズでは、

  1. 水分の含有率を高める
  2. 中心の厚みを薄くする

ことにより、酸素透過性を高めます。

最近ではDk値(酸素透過性)の高い、シリコーンハイドロゲルを採用したソフトコンタクトレンズもあります。

コンタクトレンズの耐用年数を教えて下さい。

コンタクトレンズの耐用年数は材質、種類、メンテナンス、装用者の体質などで大きく差がでてくるため、使用期間だけでは取り替えの時期を判断できませんが、一般的には酸素透過性ハードコンタクトレンズは2年前後(2~3年)、ソフトコンタクトレンズでは1年~1年半と言われています。

乱視とは何ですか?

「目」には角膜や水晶体と呼ばれるレンズがあります。角膜や水晶体は、直進してくる光の進行方向を曲げて網膜上の一点に集めることで立体的な映像を映し出しています。しかし「乱視」の場合、角膜や水晶体がラグビーボールのように歪んでいるため、タテ方向とヨコ方向の光を一点に集めることができません。光が網膜上でひとつに集まらないため、モノが二重に見えたりします。

乱視が入っているのですが、適したコンタクトレンズはありますか?

乱視の方には、乱視矯正用のソフトコンタクトレンズのアイミーソフトⅡ・トーリックとハードコンタクトレンズのアイミーハードⅡ・トーリック、ニチコンEX-UV トーリックがあります。

アイミーソフトⅡ・トーリック

他社にない幅広い製作範囲で、乱視のためにソフトコンタクトレンズをあきらめていた方や激しいスポーツをされる方などに適しています。

アイミーハードⅡ・トーリック、ニチコンEX-UV トーリック

強度角膜乱視矯正用のアイミーハードⅡ・バイトーリックとニチコンEX-UV トーリック、残余乱視(水晶体乱視)矯正用のアイミーハードⅡ・フロントトーリックがあります。
通常のハードコンタクトレンズでは「異物感がある、コンタクトレンズがズレやすい」といった症状がある方、また、満足な視力が得られなかった方、物が歪んで見えるなどの症状が強い方におすすめです。

アイミーのハードコンタクトレンズの中で、表面処理されているコンタクトレンズはありますか?研磨剤入りの洗浄液を使用しても問題ないですか?

弊社ハードコンタクトレンズの中には、表面処理をしているコンタクトレンズはありません。弊社製ケア用品に「アイミースーパークリーナー」という微粒子入りのこすり洗い専用洗浄液があり、汚れの気になる時のコンタクトレンズケアにご使用いただけます。

他メーカーの研磨剤入りの洗浄液の使用可否については、各ケア用品のメーカーにお尋ね下さい。

ハードコンタクトレンズケア用品(アイミー製品以外)の使用説明書に「レンズをホルダーに入れたまま、コンタクトレンズホルダーごと水道水ですすいてください。」とあったのですが、この方法ですすいで問題ないですか?

ハード保存ケースアイミー水中ケースは、レンズを入れた状態でホルダーごと水道水(流水)ですすぐと、ホルダーからレンズがはずれて流出・紛失する恐れがあります。レンズをすすぐ際は保存ケースから取り出し、レンズの両面をこすってから水道水でじゅうぶんにすすいでください。レンズ流出防止用のアイミーセイフティマットをお使いいただくこともおすすめです。

乱視用ハードコンタクトレンズ(アイミーハードⅡ)が2種類(バイトーリック、フロントトーリック)ありますが、どちらを購入するべきでしょうか?

乱視には大きく分けて2つの乱視があると言われています。「角膜乱視」と「水晶体乱視」です。「角膜乱視」はハードコンタクトレンズを装用することで矯正することが可能ですが、「角膜乱視」が強い方は角膜の縦のカーブと横のカーブの差が大きいために、通常の球面形状のハードコンタクトレンズではコンタクトレンズのズレ・脱落・異物感といった症状があらわれます。これを解消するために、角膜形状に合わせて設計したコンタクトレンズがアイミーハードⅡ・バイトーリックです。

また、「水晶体乱視」は通常は「角膜乱視」と相殺されるために乱視は生じませんが、ハードコンタクトレンズを装用することで生じることがあります。これを解消するために設計されたのがアイミーハードⅡ・フロントトーリックです。