よくわかるコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズの特長

素材がほとんど水分を含まない、角膜より小さなサイズのコンタクトレンズ。

ハードコンタクトレンズの特長は高い安全性です。ハードコンタクトレンズには3つの酸素供給経路があり、目に必要な酸素を大量に角膜へ届けることができます。また、目に異常があったきにすぐに気づくため、大きなトラブルになりにくいコンタクトレンズです。

3つの酸素供給経路

  1. 素材を透過して角膜へ酸素を届ける。
  2. まばたきによってレンズ下の涙が交換されて、新しい涙に含まれた酸素を届ける。
  3. レンズサイズが角膜より小さいため空気中の酸素が角膜に届きやすい。

ハードコンタクトレンズは、酸素を通す酸素透過性ハードコンタクトレンズと、酸素を通さないハードコンタクトレンズがあります。現在では、ハードコンタクトレンズと言えば酸素透過性ハードコンタクトレンズのことを言います。

ハードコンタクトレンズの特長
ハードコンタクトレンズのレンズ径

ソフトコンタクトレンズの特長

水を含む素材でできた、角膜を覆う大きなサイズのコンタクトレンズです。素材が水分(涙)を含み、その水分(涙)を通して角膜に酸素を届けます。

ソフトコンタクトレンズの特長は装用感の良さです。素材が柔らかいため装用感が良く、装用開始直後から違和感が少ないコンタクトレンズです。また、レンズがズレにくいため激しいスポーツにも向いています。

最近では、シリコーンハイドロゲルという酸素透過性の高い素材のソフトコンタクトレンズも開発されています。

ソフトコンタクトレンズの特長
ソフトコンタクトレンズのレンズ径
ハードコンタクトレンズソフトコンタクトレンズ
メリット酸素供給量が多い
角膜障害が早期発見できる
乱視矯正ができる
取扱いがしやすい
装用感がよい
はじめてでも慣れやすい
(※個人差があります)
激しいスポーツも可能(はずれにくい)
デメリット慣れが必要(1週間~2週間)
(※個人差があります)
激しいスポーツに向いていない(ズレ・脱落しやすい)
角膜障害に気づきにくい
乱視矯正できない(乱視用ソフトコンタクトレンズにて対応が必要)
水晶体は40歳くらいから弾力性が弱くなり、調節力が不足するため、近いところにピントが合いにくくなります。これがいわゆる老眼です。
光が網膜上でひとつに集まらないため、ある一定の方向でダブって見えたりするわけです。
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